2010/4/22

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以前から、時々いらっしゃる、私と同年代のお客様。
彼女はとても前向きな人で、20年ほど前、3人の幼い子供を連れて、
エイヤーっと、見知らぬ土地インドに渡ってしまいました。(彼女はシングルマザーです)
そのきっかけとなったのが、一冊の本。
その人の名はタゴール。インドでは勿論知らない人はいない、超有名な詩人であり、思想家であります。
彼は東南アジアで初めてノーベル賞をもらった人でもありますが、彼の作った国際大学に子供たちを入れるんだ
という思いで、日本語を教えながら志を遂げていったのです。
彼女は私の中では、自分の気持ちに正直な、肝っ玉かあさんみたいな人です。

時は過ぎ、おかあさんと上のお姉ちゃんは日本に帰ってきたのですが、お兄ちゃんと妹はそのままインドに住むことになりました。
そして今、当時7歳の妹は、素敵な彼を伴って、結婚指輪をオーダーするために来店してくれたという訳です。
2人の出会いは南インドのバンガロールというところだそうです。
大学で知り合ったというから、同級生なのかな。
彼のおじいちゃんは紅茶の伝導のためにやってきたという事で、今もお父さんはアッサムで紅茶農場をやっているという事でした。
彼は盛んにミドルといっていましたが、とても親しみやすく、育ちのよさを感じました。
そんな彼が好きになったのもよく分かるような、おおらかだけど気遣いもできる、とても素敵な女性でした。
ちなみに、今度の日曜日、彼女の出産予定日です。
男が生まれるか女が生まれるか分からないといっていましたが、元気な赤ちゃんが生まれる事を祈ってます。
そしたら、赤ちゃん抱っこして、又きてね。


4月 22nd, 2010